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"嗚呼と"

アートは非日常を感じさせるようけれど実は日常にアートは溢れている気がするんです

2011.3.11→20〇〇.△.□

 

"2011.3.11"

 

これを見た人は大体これから何の話をするのか分かるのではないでしょうか

 

◆東北の”今”

◆”これから”来る南海トラフ地震

これをメインに書いていこうと思います

 

 

 宮城県気仙沼市の”今”

あれから6年経った今

被災地はどうなっているのか”メディア”というフィルターを通さずに自分の目で確かめたいと思い3/29~3/31に宮城県気仙沼市へ足を運びました

 

そこで俺が直接体験したことや聞いたことを書いていきます

 

語り部さんのお話

お二人の語り部さん(語り部とは当時のことを語り継ぐ人のことを指す)から 

震災について聞くことができました

 

宮城県にある階上(はしかみ)中学校は年間35時間を避難訓練に当てていて

防災で有名な学校だそうです

 

生徒は具体的な避難後の対応まで訓練されていて

避難者に対してどう接すればいいか

どのように暖をとればいいのかなどを知っています

なので震災当時中学生が活躍したという話をよく聞きます

 

ちなみに俺が知っている避難訓練は”おはし”だったんですけどね...

さない

しらない

ゃべらない

ここで圧倒的に避難に関する知識の差を感じました

 

階上中学校の卒業式は3月12日

つまり震災の翌日に予定されていました

10日遅れで卒業式が行われましたがその時に梶原雄太さんが読んだ答辞をぜひ見てください

 

www.youtube.com

 

何か感じるものがあるはずです

 

 

語り部さんからこんなアドバイスをいただきました

 

津波が来たら絶対に戻らない』

津波てんでんこ』

 

みんなそれぞれ大切なものはあるはずです

津波が来てもそれを取りに帰る気持ちはすごく分かりますが

取りに帰った人はそのまま津波にのまれてしまったそうです

 

津波てんでんこ」とは津波からの避難についての合言葉です

 

意味は津波が来たら肉親にも構わずに各自てんでんばらばらに一人で高台へと逃げろ」

標語の意図は「他人を置き去りにしてでも逃げよう」ということではなく、あらかじめ互いの行動をきちんと話し合っておくことで、離れ離れになった家族を探したり、とっさの判断に迷ったりして逃げ遅れるのを防ぐのが第一である。 

津波てんでんこ - Wikipedia

 

避難場所を家族で決めておけばお互いを探す時間も省くことができます

 

避難する際はくつを履いて避難することも大切だそうです

ガラスの破片が散らばっているかもしれませんからね

 

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(動画を見ながら語り部さんに解説をしてもらっている時の写真)

 

もう一人の語り部さんは

震災当時避難所の指揮を執っていた人でした

 

その方は大切なのは信頼だとおっしゃっていました

避難所を何とかしたいという思いで初めは一人で頑張っていたら

一人また一人と手伝ってくれる人が増え

そこに信頼が生まれたそうです

 

その方が一声かければ避難所全体が動くようなまさに連携のとれた組織だったとか

 

その避難所のトイレはどこの避難所のトイレよりも綺麗だったそうです

こんな時にトイレ掃除なんて誰もやりたくないはずですが

当時指揮を執る語り部さんの提案によりトイレ掃除が当番制になり清潔を維持し続けました

 

提案者がその方でなければ賛同者は現れなかったんじゃないかと思います

 

マニュアルには書いていないことが多発する中でその時その時の優先順位を考え動くことができ

絶大な信頼があるリーダーが避難所にいるだけで

避難所全体の雰囲気が変わるということが分かりました

 

お話を聞いていて一番衝撃的だったのは避難所生活していた人が語り部さんにこんなことを言ったそうです

 

避難所生活は辛かったけど楽しかった

 

あの状況でこう言えるのは

よほど避難所の雰囲気が良く

皆が協力して助け合いながら本気で何とかしようとして

まさに”一致団結”した証であると思うんですよ

 

そんな避難所にはきっと笑顔もあったんじゃないかと想像できます

 

ヒッチハイクでの会話

宮城県石巻駅から気仙沼にある”ゲストハウス架け橋”まで

ヒッチハイクで移動しました(約1.5時間ほど)

 

車内でドライバーさんと会話する中で

印象的だったことを書いていきます

 

夏になると大きいハエが大量発生

津波で流された魚たちが腐敗してあちこちで異臭を放っていたそうです

テレビでは分からない情報でした

 

6月まで水が使えなかった

約3ヶ月間もの間自由に水が使えなかったそうです

 

俺:「外国人観光客は来ますか?」

ドライバーさん:「全然来ないっちゃ 気仙沼に観光地なんてねっちゃ

方言を交えてこう答えてくれました

 

他県から来たくせに偉そうなのかもしれませんが

何とかしたいです

何とかできないでしょうか

 

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気仙沼から石巻駅まで乗せてくれた大工さんたち)

 

みなさん乗せていただきありがとうございました!

気仙沼向洋高校

津波による被害の写真を掲載しておりますので気分を害される方は見ないでください

 

海からすぐ近くの気仙沼向洋高校へ行ってみました

ある程度覚悟してはいましたが目の前にすると

やはり言葉が出ませんでした

 

それはまるで”原爆ドームを見たときのインパク”と同じでした

 

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(えぐれている部分から津波の恐ろしさがわかる)

 

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 (屋根がきっとあったんだと思いますが...)

 

じゃあ向洋高校の生徒や先生が無事だったかどうかが気になりますよね

 

これが何と全員無事でした

 

地震発生後5分で指定避難場所である近所の寺に生徒全員避難完了

10mを超える大津波により教員の判断で避難場所を変える(地震発生後30分経過)

さらに津波が迫っていることを知り数百mの階上中学校に避難(地震発生後45分経過)

 

何よりも決めては校舎が海に近いゆえに

生徒と教員が普段から危機意識が高かったことだと言えます

詳しくはこちらに書いてあります

https://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/12380.pdf

(3.11の震災直後の動向)

 

震災遺構としてこれからも残すそうなのでぜひ一度自分の目で見てきてください

 

笑顔

線路が壊れて電車は無かったです

代わりにバス専用道路になっていました

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横を通り過ぎる車の車体がやけに汚れているのは何でだろうと思っていましたが

舗装されていない道がまだあるからという理由でした

 

小中学校の校庭には仮設住宅があって

子どもたちの遊ぶ場所が無かったりと

やっぱり無いものはまだありました

 

ですが

どこにでもあるもの”を最終日にやっと発見

 

それが笑顔だったんですよ

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(有名な「いちまる」というかまぼこ屋さんです ここの”笹かまぼこ”がめちゃくちゃうまい!)

 

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(ボランティア最終日に「はい笑ってくださ~い!」って言ったらこの最高の笑顔をいただきました!)

 

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(帰りのヒッチハイクのためにスケッチブックに行き先を書いていたら素敵なドキンちゃんを描いてくれました!)

 

みなさんの笑顔は輝いていてカッコよかったです!

(語彙が足りなくてすいません)

 

”これから”来る南海トラフ地震

ここからが本題です

宮城県に行っておわりじゃ意味がないので

これらを踏まえて”これから”来るかもしれない南海トラフ地震に対して

”今”何ができるかを考えてみました

 

本当は帰ってからすぐにブログをアップしたかったんですが

どうしてもこれを書きたくて

そのためには間違った情報は避けたいので情報収集に時間がかかりました

 

いまさら聞けない南海トラフ地震ってなに?

まず南海トラフ地震とは

ざっくりいうと三連動地震です

 

南海地震東南海地震東海地震南海トラフ地震 

 

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 (手書きですいません※けっこう省略してます) 

 

この地震の規模はどれくらいかというと

 マグニチュード9.1

東日本大震災マグニチュード9.0でしたのでそれより大きいということです

www.asahi.com

 

南海トラフ地震はいつ来てもおかしくない

もう来てもおかしくないと言われる理由は過去のデータからわかります

 

3つの地震のうちの1つである東海地震は100~150年の間隔で大規模な地震が発生してますが

1854年の東海地震から163年間地震が発生していないから

いつ来てもおかしくないと言われています

そしてそれが南海地震東南海地震と連動して...

 

(内閣府防災情報のページ)

http://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/pdf/nankaitrough_genjou.pdf

予想される二次災害

主に津波火災が二次災害として挙げられます

東日本大震災でも被害の9割以上津波によるものでした

 

津波 
最大の津波の高さは34.4m予想されてます(マジで高すぎる)
静岡県南伊豆町で25.3mなどで10m以上は11都県に及ぶそうです
 
静岡・和歌山・高知の3県の一部は地震発生からたったの約2分で高さ1mの津波が到達(マジで速すぎる)
東京都・愛知三重・徳島・愛媛・大分・宮崎の各県でも3~13分で到達する予想です
 

www.nikkei.com

 

火災

東日本大震災では焼失面積が津波火災(津波を原因とする火災)のみで東京ドーム約16個分に及びました

鎮火までに10日ほどかかったそうです

 

www.nikkei.com

さらに火災により生じた上昇気流によって火災旋風が発生します

大地震に備えよう 二次災害って何が起こるの?

 

どうすりゃいいの?

以上を踏まえた上で

”今”何ができるかを自分なりの答えを書いていきます

 

ハード面よりソフト面の強化 

これは一体どういうことかというと

津波に備えて高い防潮堤を作る

・どんな地震にも耐えられる建物にする

といったハードを強化するよりも

 

家族で避難場所を統一しておく

いつ地震が来てもいいように心の準備をしておく

といったソフトの方が大切な気がします

 

自分の家は山の方だから津波は関係ないという人もいますが

もし偶然海の近くに遊びにいっていたら?

地震が起こった時にどこにいるかなんて誰も分からないです

 

黒川家は会議を開いて地震が起きた時は近くの小学校に避難することに決めました

 

地震が来るのをビビって待ってんのかよ

ってツッコまれそうですが受動的ではない気がするんです

 

実際に気仙沼向洋高校の生徒と先生が無事だったのも

常に危機感を持って生活をしていたからあれほどスムーズに避難出来たのではないでしょうか

 

日本唯一の地震直前予知

これまで地震の恐怖について書いてきましたが

希望の光だってあるんです

 

東海地震だけは日本で唯一直前に予知ができる可能性がある地震です

 

しかし「○月○日○時」といった日時を特定できるわけではなく

数日中に発生する恐れがある

というように推測できるくらいです

www.data.jma.go.jp

 

この情報があるかないかで救われる命はたくさんあるはずです

 

ただあくまで可能性の話をしているわけで必ず予知できるとは限りません

 

それぞれがしっかりと準備する必要はあります

 

 

震災から6年が経過して東日本大震災を経験していない人の記憶から少しずつ消え始めている3.11

3月になるとメディアが取り上げるからハッと思い出す

忘れてるから思い出せるんですよね

でも被災者たちは絶対に忘れられないはず

 

人間だから忘れてしまうのも仕方ないかもしれません

だったら思い出す回数を増やすことならできるんじゃないかと思ってます

 

このブログに書くことで文字として残せます

俺はこうやって思い出す回数を増やそうと考えてます

 

今自分ができることがなんなのか

出来ることは人によって異なります

 

その引き出しが多ければ多いほど助かる命もまた多いかと思います

これから”に対して””できること

 

黒川 遼太郎